美容師の自己PR!面接で抑えるべきアピール方法

美容師の自己PRのコツ

面接時の自己PRは採用につながるか・つながらないかの大切なポイントです。このページでは、採用面接時の自己PR方法について、おさえておきたいポイントをまとめています。

また、番外編としてお客様を獲得するための自己PR方法もご紹介します。

 

自己PRはコツを掴めばこわくない!

自己PRと言われて悩むのは「自分でアピールできるポイントが分からない」という部分ではないでしょうか。自己PRの目的は、働きたいと思う美容室やサロンに「自分を売り込むこと」です。いかに、そのサロンで自分が活躍できるか・役立つかといったことを軸に考えましょう。

では、どういったことが「売り込むポイント」なのか解説します。

 

美容師の自己PRを書くとき・伝えるときのポイント

自慢できることは素直に書く

賞レースの受賞歴や学生時代に取り組んで実績があることなど、自慢できる事柄があれば恥ずかしがらずに書きましょう。コツは、何に取り組み、何を工夫したかを加えること。ただ、賞名や実績を書くだけでは採用担当者は正しく実力が計れません。

どういった点に注力したからどういった結果につながったのかを書くことで、応募者の背景を想像できます。これは、採用面接時も同様です。頑張ったこと、工夫したこと、見つかった課題などと合わせてPRしましょう。そして、身に付けた考え方や課題を、就職先でどのように活かすかを伝えることで、採用担当者がサロンに合う人材かを判断できるようになります。

業務に直結していないことは書き方・話し方を工夫する

美容師として働く前に別の仕事をしていた場合は、その仕事で得た知識やスキルについて書きましょう。その際は、美容師として働く際にどのように役立つのかを合わせてかくと◎。

例えば、飲食店でホールの仕事をしていたのであれば、接客に関してのスキルは身についているはずです。お客様のコップが空になる前にお水を補充していたなら、先回りしてサービスが行えるスキルを持っています。ヘアカット時にお客様がちょっと気になっていることに素早く気づけるかもしれません。

肉体労働系の仕事であれば、体力勝負の美容師の仕事も続けられるというアピールになります。事務系なら、こまごまとしたスケジュール管理が得意なので、予約管理で役立てるかもしれません。

少々無理やりになることもあるかもしれませんが、全く違う業種から転職する場合でも、自己PRの方法はたくさんあるのです。熱意を持って働きたいというアピールが行えます。

自分の弱さを分析して素直に伝える

自己PRの最大のコツは、自分の弱さを正しく認識することです。

これは、「できる」ことと「できない」ことを明確化し、嘘の無い自己PRを行うためです。採用面接では、雇ってほしい気持ちが先走り、できないことも「できる」と言ってしまうケースがあります。

やる気があると見られる分にはプラスなのですが、いざ働き始めてできない仕事が多いと、雇った側からの信頼が落ちてしまう結果になりかねません。仕事を円滑に進めるうえで信頼はとても大切なものです。それを、自ら落としてしまわないように、面接時にはできないことまでできると伝えないようにしましょう。

ヘアカットは問題無くできるが、パーマが苦手なら素直に苦手と伝えるのが◎。そのうえで、向上心を持って就職先のサロンでスキルアップを図りたいですと伝えましょう。

単純に、自己分析ができる人は組織においてとても貴重です。これは、美容室やサロンに限った話ではありません。きちんと自分の弱さを把握して、課題を抽出できる人はぐんぐんと成長する人材です。経営者目線で考えると、できないことをできるという人よりも、できないことをできないと素直に言える人の方が信頼できます。

自己PRでは、できることを探すだけでなく、できないことも自覚しておくのが最大のコツかもしれませんね。

 

【番外編】お客様から指名をもらう自己PR

ここからは、ちょっとした番外編です。美容師として働き始めたら、指名をどんどんとりたいもの。そこで、アシスタントのうちから意識しておきたいお客様へのアピール方法をまとめました。

お客様の名前をしっかり呼ぶ

アシスタントがお客様と接するのは、来店時・退店時の案内やシャンプーのときなど。スタイリストに比べると時間は限られています。好印象を与えるためには、笑顔で接するのはもちろんですが、お客様の名前をしっかり呼ぶことがポイント。

シャンプー台や待合室に案内するとき、帰り際などに名前をちゃんと付け加えるだけで、お客様は「このサロンに認知された」と思います。そうしてロイヤリティを感じてもらえれば、サロンだけでなくあなたの印象も良くなります。

お客様に名前を覚えてもらう

お客様とお話する時間があるときは、自己紹介してから対応しましょう。「失礼します、○○しますね」と施術に入るのではなく「失礼します。担当の○○です。××していきますね」と自分の名前をアピールしましょう。お客様に合わせる必要はありますが、雑談の中で名前に関する話をしてもいいかもしれないですね。

お客様に覚えてもらうことよりも、まずは自分が覚えることからはじめましょう。お客様は、覚えていてもらえるとうれしいものです。そうしたうれしさや安心感が、指名客獲得の第一歩となります。

美容師に自己PRスキルは必要不可欠!

採用の際に自己PRは必要不可欠。美容師に限らず、どんな職業でも同じです。ポイントは、採用担当者があなたを雇った先をイメージできるかどうか。そして、サロンにとって必要な人材となってくれるかどうかを判断できる内容になっているかどうか。採用する側をイメージして自己PRを考えてみると、「こんなことが知りたいかもしれない」と気づくこともあるかもしれません。

そして採用時だけでなく、働き始めてからも自分を上手にアピールし続ける必要があるのが美容師です。どれだけ良いハサミを使っていても、トレンドを押さえていても、あなたという美容師の魅力を伝えられなければ、指名は取れません。

ぜひ、採用時の自己PRをきっかけに自分を魅力的に見せるスキルを磨いていってくださいね。

 

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