美容師の履歴書はやる気の見える自己PRがカギ!書き方まとめ

就職活動や転職活動の場で必要となる書類といえば履歴書です。

項目に沿ってただ淡々と記入していくだけでは、採用担当者の心を揺さぶることはできないかもしれません。

ここでは美容師が履歴書を書く際のポイントを、ルールや記述すべき内容、注意点といった視点から解説します。

 

覚えておくべき履歴書を書く際の基本ルール

履歴書には一般的なフォーマットがあります。コンビニなど身近な場所でも購入できるため、すぐ必要となった際にも安心ですね。

履歴書は手書きで書くのが基本です。近頃はパソコンで書いた履歴書を受け入れる企業も徐々に増えていますが、まだまだ手書き文化が根強いことを覚えておきましょう。

記入は黒いペンで。まれに誤字脱字を避けるために消せるインクのペンを使って書く方がいますが、正式な書類のためこれはNG。

書き間違いをした場合には修正液や修正テープを使わず、一から書き直すことも忘れないでくださいね。

証明写真は、スーツや黒系のジャケットなど、かしこまった格好で撮ります。写真スタジオを利用し、3ヵ月以内に撮影したものを使うようにしましょう。

 

良い履歴書・悪い履歴書のポイントとは

履歴書は書き方ひとつで大きく質が変わるものです。続いては良い履歴書と悪い履歴書それぞれの特徴を紹介し、比較していきます。

良い履歴書の例

まずは丁寧な字で書かれていること。自分の字に自信がなくても、一文字ずつ大切に、丁寧に書かれていれば採用担当者の目にも印象よく写ります。

前述したとおり、証明写真は品がよく見えるものを使用しましょう。

すべての項目を埋め、自己PRなどの自由記述欄は欄いっぱいに書き込むことで、熱意や意欲が伝わるでしょう。

悪い履歴書の例

字がきれいでも、走り書きされた履歴書は丁寧さに欠ける印象になります。履歴書を書く行為が作業のようになっているのが伝わると、採用担当者にもよい印象は残りにくいでしょう。

証明写真にプリクラや自撮り写真を使うのはご法度です。写真はあなたの第一印象を決める重要な要素ですので、できれば写真スタジオか、難しければせめて証明写真機で撮影したものを用意しましょう。

空欄が多いとあまり意欲がないと見なされます。空欄にするくらいなら、どんな些細な特技や実績も記入するよう心がけてくださいね。

 

美容師の履歴書の自己PRにはなにを書くべき?

自己PRの項目では、採用担当者に「なぜこの職場で働きたいか」が伝わるようアピールをしましょう。

街を歩けば美容院はたくさんあります。その中で“なぜ、この美容院で働きたいか”を、分かりやすく、根拠を持って伝えなければなりません。

特に転職する方では、「なぜ以前の職場を辞めてまで次の職場を求めるのか」を面接時に聞かれる可能性も。いわゆる転職理由です。

面接時、履歴書の内容をもとに転職理由を説明できるよう、自己PRの項目には以下のような内容を記入してください。

「以前の職場でリーダーとして現場を任され、もっとスタッフが多い店舗で管理者としてステップアップしたいと感じた」

「メディアで貴店の情報を目にし、ここで技術を学びたいと感じた」

心がけるのは、「なぜ、この美容院で働きたいのか」を伝えることです。絶対にこの美容院でステップアップしたい、貢献したいという熱意を、自己PR欄の限られた行数内で分かりやすく記入しましょう。

 

採用担当者の目を惹く魅力的な履歴書を目指して

履歴書は、採用担当者にあなたの情報を伝えるための重要な書類です。手書きで丁寧に、分かりやすく書かれた履歴書は必ず採用担当者の目に留まります。

手書きするのは大変だと感じるかもしれませんが、手書きだからこそ伝わる意欲や熱意があるのも事実です。

まずは自分のアピールポイントを洗い出し、端的かつ具体的にまとめながら、あなたという人間の魅力が伝わる履歴書を仕上げてくださいね。