美容師のハローワーク活用ガイド

美容師の就職や転職はハローワークを活用しよう!

初めての転職の場合、転職活動といっても何から始めればいいのか分からないと思います。そんなとき便利なのがハローワークです。

ハローワークでできることは求人の紹介だけではありません。美容師の仕事を探している方がハローワークを利用する際の便利なサービスなどについてご紹介します。

 

ハローワークでできること

1.美容師求人の紹介・閲覧

ハローワークは安定した雇用機会を確保するための公的機関。公平な立場からさまざまな職種を取り扱っているので、もちろん美容師さんの求人(公開求人のみ)もあります。

求人の内容は、一般的なものと変わりません。給与や福利厚生、募集要項などがまとめられています。パソコンから検索する際には、指定の条件で絞って一覧を出せるので同じ美容師求人でも簡単に比較検討が可能です。

求人内容については、窓口担当が直接問い合わせてくれるので、素早い確認も可能。例えば、「美容師アシスタント募集」という内容だけで、実務経験の有無まで書かれていなかったとします。その際に、窓口担当へ問い合わせをお願いすると、その場で電話をしてサロンに確かめてくれるのです。

ハローワークによって対応はさまざまかもしれませんが、電話が苦手という方にはありがたいサービスとなっています。全国各地に窓口があるので、最寄りのハローワークを利用しましょう。

2.就職や転職相談

就職や転職の相談に応じてくれるほか、職業訓練など就職サポートのサービスも行っています。さらに最近では、シングルマザーや出産後の復帰など、育児と仕事の両立を希望する人も多いことから、地域によってはマザーズハローワークも開設。例えば、短時間勤務の仕事を探しているけどなかなか見つからない・募集要項から上手く読み取れないと言った場合に、担当者が希望にそっているか確認してくれます。キッズスペースが設けてあるため、お子様連れでも安心して仕事探しができます。

3.雇用保険など各種手当の支給

雇用保険に加入していた方は、失業時や再就職時に給付を受けることができます。ハローワークの窓口での職業相談や職業紹介、職業訓練を受けるなどの求職活動を行うと、受給資格が得られます。転職中や休職中の収入源にもなるので、活用しましょう。

まずは、受給資格を得たあとで雇用保険に関する説明会に参加します。その後、失業認定を経て失業手当の給付が開始。ここまでに1週間ほどかかります。その後、約1か月おきに求職しているかの認定が行われます。その認定を受けられないと、給付はストップ。あくまでも、求職する意思がある方への手当なのです。

その後、就職するか満期になれば失業手当の給付は終了となります。失業手当を満期まで受け取るのが良いと考える方もいるかもしれませんが、就職が決まればその際には再就職手当が受け取れることを考えると、金額に大差はないかもしれません。

教育訓練給付金制度を利用する

教育訓練給付金制度は、自己負担で受講した教育訓練講座の費用の一部が、ハローワークから支給される制度。厚生労働大臣が指定する専門実践教育訓練指定講座で勉強をすれば、一部のお金が戻ってきます。手に職を付けて新しく出発したい方や美容師以外の職業から転職を考えているなら、ぜひ検討してみてくださいね。

 

美容師がハローワークで転職活動をする流れ

1. 雇用保険の手続きと求職の申込み

退職したら、最寄りのハローワークの窓口で雇用保険の手続きと求職の申込みをします。そのために離職票の提出が必要になるため、退職したサロンで発行してもらいましょう。手続きに必要なのは、以下のものです。忘れずに持参しましょう。

  • 離職票(退職時に発行してもらう)
  • 雇用保険被保険者証
  • 身分証明書(免許証など写真つきのもの)、
  • 証明写真2枚(縦3cm×横5cm)
  • 印鑑(シャチハタ不可)
  • 本人名義の普通預金通帳

離職票を発行してもらえない時は、管轄のハローワークに申し出る必要があります。

 

2.失業給付金等の申請をする

失業給付金は、就職活動中の生活支援のために給付されるお金です。雇用保険に加入していたことに加え、ハローワークで求職の申込みをしている場合に支給されます。

働いていた際の給与の6割ほどを給付してもらえるので、十分とは言い難いかもしれません。しかし、収入がゼロになるのを防いでくれる制度です。約4週ごとに、受給資格のチェック日があるので、忘れずにハローワークへ行きましょう。

3.仕事を紹介してもらう

ハローワークの窓口で登録したあと、自分で人情報を探したり、窓口担当者に仕事を紹介してもらったりします。応募したい求人があれば、履歴書、履歴書用の証明写真、職務経歴書などを作成して送付します。

募集内容に疑問点があれば、受付窓口で聞いてみましょう。

4.面接

条件のよい求人が見つかれば、面接を受けましょう。ハローワークでは、窓口担当者を通して面接の日程を聞くこともできます。

 

5.再就職手当の受給

採用され、入職日が決まったら再度ハローワークへ行き再就職の届け出をすることで再就職手当が受けられます。基本手当の支給日数の残りが所定給付日数の3分の1以上かつ、一定の要件に該当する場合に支給されます。支給残日数の残数によって、支給率が70%か60%か決められており、上限が設けられています。

 

美容師さんがハローワークでお仕事を探すメリット・デメリット

メリット

ハローワークは日本各地に窓口があることから国内の職業紹介サービスの中でも最大級の求人数です。また、厚労省管轄のサービスのため、利用料がかからないのもメリット。新しい仕事探しだけでなく、各種給付金の手続きなども行えます。

つまり、転職に関するさまざまな情報や手続きが1か所に集まってみるのが魅力です。業種によっては、職業訓練などの案内もあり、新しい業界へチャレンジする人を後押ししてくれます。

デメリット

求人数が多いのが魅力の1つですが、業種を絞っていないため「美容師」の求人が少ない可能性があります。

地域差もあると思いますので一概には言えませんが、手当の申請などはハローワークを利用し、求人情報は専門サイトなどで探すほうが効率的なケースもあるでしょう。臨機応変に対応しましょう。

 

ハローワークを活用した転職活動

今回は転職を迷っている方に向け、ハローワークを使うメリットやデメリットなどについてご紹介させていただきました。

特に地方のハローワークでは、いわゆるブラック企業と言われる求人がほとんど見当たらないと言われています。また、求人の数も首都圏に比べて多く、Uターン転職などではハローワークの利用がおすすめです。これは、地方の採用活動の中心がハローワークをもとに行われているためだとされています。地元で転職したいという方やUターンやIターン転職などを希望する方には、ぜひ活用していただきたいと思います。

転職活動の際には、転職エージェントを利用することもできます。しかし、失業手当や再就職手当のほか職業訓練やその他の手続きといった「働くため・休むため」の制度を利用するなら、やはりハローワーク1か所で済ませてしまうのが効率的です。

 

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