美容師の平均年収は?地域・年代・ランク別に解説

体力仕事の割に安いという声も聞く一方で、実績次第で高収入を目指すことも可能なのが美容師という職業。実際のところ、美容師の平均的な年収はどれぐらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、美容師の平均年収を地域別や年代別、ランク別で解説します。併せてご紹介する年収アップを叶えるポイントと一緒に、ぜひご一読してみてください。

正社員の平均年収は?

2020年11月時点での正社員の美容師の平均年収は312万円でした。国税庁が発表した平成30年度「民間給与実態統計調査結果」によると給与所得者全体の平均給与は441万円なので、正社員美容師の平均年収は低めだと言えるでしょう。
月給にすると26万円ほどです。ただ、美容師全体の給与の幅は200万円台~700万円台と幅が広くもあります。これは、勤務する美容室の単価や規模、その人の持つスキルによる差だと考えられます。

美容師の地域別の年収

北海道・東北

北海道・東北地方で最も年収が高いのは321万円で北海道、2番目に宮城県、3番目に福島県が続く結果です。一方、最も年収が低いのは山形県で、最も年収が高い北海道とは40万円の差があります。全国比は最も年収が高い北海道で+3%、最も年収が低い山形県で-10%です。

甲信越・北陸

甲信越・北陸地方で最も年収が高いのは311万円で新潟県、2番目に長野県、3番目に山梨県が続く結果です。一方、最も年収が低いのは富山県で、最も年収が高い新潟県とは17万円の差があります。全国比は最も年収が高い新潟県で0%、最も年収が低い富山県で-6%です。

関東

関東地方で最も年収が高いのは361万円で神奈川県、2番目に群馬県、3番目に東京都が続く結果です。一方、最も年収が低いのは栃木県で、最も年収が高い神奈川県とは42万円の差があります。全国比は最も年収が高い神奈川県で+16%、最も年収が低い栃木県で+2%です。

関西

関西地方で最も年収が高いのは309万円で兵庫県、2番目に京都府と滋賀県、3番目に大阪府が続く結果です。一方、最も年収が低いのは和歌山県で、最も年収が高い兵庫県とは32万円の差があります。全国比は最も年収が高い兵庫県で-1%、最も年収が低い和歌山県で-11%です。

東海

東海地方で最も年収が高いのは331万円で愛知県、2番目に静岡県、3番目に岐阜県が続く結果です。最も年収が低い岐阜県は、最も年収が高い愛知県と22万円の差があります。全国比は最も年収が高い愛知県で6%、最も年収が低い岐阜県で-1%です。

中国

中国地方で最も年収が高いのは331万円で広島県、そのほかの岡山県、山口県、鳥取県はすべて307万円で同率2位です。最も年収が高い広島県とは24万円の差があります。全国比は最も年収が高い広島県で+6%、そのほかの岡山県、山口県、鳥取県は-2%です。

四国

四国地方で最も年収が高いのは329万円で徳島県、2番目に香川県、3番目に愛媛県が続く結果です。一方、最も年収が低いのは高知県で、最も年収が高い徳島県とは43万円の差があります。全国比は最も年収が高い徳島県で+5%、最も年収が低い高知県で-8%です。

九州・沖縄

九州・沖縄地方で最も年収が高いのは323万円で沖縄県、2番目に宮崎県、3番目に福岡県が続く結果です。一方、最も年収が低いのは大分県で、最も年収が高い沖縄県とは24万円の差があります。全国比は最も年収が高い沖縄県で+4%、最も年収が低い大分県で-4%です。

年代別の年収は?

美容師の年収が一番高い年代は35~39歳で389万円。月収は31.7万円、賞与は8.0万円です。2番目は40~44歳で379万円。月収は30.9万円、賞与は8.2万円です。3番目は50~54歳で367万円。月収は29.8万円、賞与は10.1万円という結果になっています。

ランクによる給与の傾向

美容室では普通の会社で言うところの「役職」のような、「ランク制」を取り入れているところがほとんどです。以下では、ランクによる給与の傾向を見ていきます。

アシスタント

美容師なら誰もが最初に必ず通る道がアシスタント。美容師として一人前になるまでの期間、シャンプーをしたりスタイリストのお手伝いをしたりします。まだ修行中の身といったところですから給与は低めで、10万円台が一般的です。
人気のある都心の美容室ほど給与は低く、地方の美容室ほど高くなる傾向に。ただ、あくまで傾向の話であり、美容室によって給与に差があります。

Jr.スタイリスト

美容室によってJr.スタイリストのランクを設けていないところもありますが、一般的にJr.スタイリストとはカットも担当できる一人前になりたての美容師を指します。アシスタントよりも昇給はしていますが、給与は10万円後半から20万円前半が平均的。指名料はつかない場合が多く、まだ大幅な給与アップは期待できません。

スタイリスト

美容室によってスタイリストの詳細な基準は異なりますが、一般的にスタイリストは一通りの施術ができるようになった美容師です。カット、カラー、パーマなどお客様の一通りの要望に応えられる実力を持っています。
実力次第で給与を伸ばしていくことも可能です。スタイリストの給与は20万円台からとなっていますが、指名料がつく美容室などでは幅広く異なってきます。

トップスタイリスト

トップスタイリストとは技術や人間性など、多くの点において優れていると評価される美容師のことです。一般的な会社で言えば、課長や部長というところでしょうか。店長と兼任している場合もあります。給与は普通のスタイリストよりも高額になり、高い人では同年代の会社員より高額になる場合もあるでしょう。

経営者・オーナー

経営者やオーナーになるには、美容師として優れていることはもちろんですが、そのほかのスキルも重要。それは、美容室を経営していくための実業家としてのスキルです。税務や資金繰りのことも考えていかなければならず、大変な立場と言えます。
しかし、多くの店舗を経営して軌道に乗せられれば、他業種の経営者同様に収入アップが期待できるでしょう。

 

アシスタントが収入アップするためには

 

アシスタント時代は、お金の面でもかなり苦労したという方が少なくありません。では、これからアシスタントになる方や現在アシスタントの方が収入アップするにはどうすればよいでしょうか。
その方法はひとつしかありません。しっかり努力をして、早くスタイリストになることです。収入アップのためにも美容師としての成長のためにも、練習を積み重ねてスタイリストに求められる技術や知識の習得を目指しましょう。

キャリアアップが年収アップへの近道

美容師に限った話ではありませんが、美容師の年収アップへの近道はキャリアアップをすることです。美容師は低賃金と言われている一方で、同世代の会社員より高収入を得るチャンスもあります。
そして、そのためには「具体的なキャリアアッププランのある美容室」を選ぶのが重要。また、「スキルアップのためのレッスンサポートのある会社」であれば、なおスムーズなスキルアップ・キャリアアップが叶うでしょう。

安心感ある教育制度

キャリアアップを目指す美容師は入店の前に教育制度が充実しているかどうか、確認しておくことが大切です。もし、あなたが少し美容業界から離れてブランクがあっても、教育制度が充実していれば比較的短時間で勘を取り戻すことができるでしょう。
スキルを磨いていければキャリアアップできる可能性が高くなり、年収アップに近づけます。

ヘアーサロンイワサキはキャリアアッププランが豊富

 

ヘアーサロンイワサキでは、豊富なキャリアアッププランを用意しています。年齢は関係なく、何歳からでも実力に応じたキャリアアップが可能です。
役職が上がれば、もちろん年収も上がっていきます。また、女性の管理職が80%以上と、女性も実力次第でキャリアアップできる場でもあるのです。店長やマネージャーになれば業績給もあり、業務用パソコンなども貸与されます。
さらに、エリアマネージャーに昇格すると社用車が支給され秘書もつくように。収入アップに向けて目標を高く持てるのが、ヘアーサロンイワサキの特徴です。ぜひ、私たちと一緒に働いてみませんか。あなたのご応募をお待ちしております。

 

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