美容室の求人で採用されるには?面接のポイントとは?

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美容師として知識やスキルを習得した後に転職を考えたら・・希望する美容室で求人情報を採用されるためには以下のようなポイントについて確認することも大事です。

  • 美容師として採用されるための秘訣
  • 面接の際に意識しておくポイント

美容師の採用基準とは?

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スキルの自信ややる気だけで採用されるわけではありません。採用担当者がどんな目線で採用を検討しているか抑えておくようにしましょう。

第一印象:清潔感

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第一印象は「清潔感」が重要です。
心理学的に、人は第一印象を通して他人を判断しようとする傾向があります。
これを初頭効果と言います。
(1946年 ポーランドの心理学者ソロモン・アッシュ氏「印象形成の実験」により提唱)
参考:論文「第一印象の形成」

この初頭効果によると人は第一印象、それも初対面の最初の6秒間で相手の印象を決定づけてしまいます。
面接の時に、採用担当者が求職者を「清潔感を損ねる人」と第一印象で判断した場合にその悪印象は全ての行動・発言に及びます。

これは採用後の美容師とお客様の間柄にも発生します。
もし、美容師の格好が地味で髪も整えられておらず、不潔な印象となるなら、お客様は美容師のスキルを疑うことになり、悪いイメージをずっと抱くこととなります。
特に、清潔感は見た目で判断される分野のため、美容師自体が不潔な印象だと営業面でもマイナスになるでしょう。

そのため、清潔感を感じられる見た目を学習し、面接のときに身なりを整えておくのが重要です。おしゃれな点も追求することは大切ですが、同時に清潔感も確認しましょう。

素直で真面目に話を聞くことができる人

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どの業種でも真面目さは重視されますが、美容師は接客業なので特に重要です。
お客様と対応する際に適当な受け答えをするようなら信用を失うことになります。

また、美容師はスタイリングなどお客様の意見に合わせる必要があり、自分の考えに固執してしまう人だと悪いイメージを持たれることもあるでしょう。

お店のやり方や仕組みなども覚えてもらう必要があるため、横暴な性格や高飛車な性格をしている方は面接の際に落とされてしまうでしょう。

相手との意思疎通ができる人

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美容師として採用されるためには、意思疎通がスムーズにできる会話をしっかり行えることも重要です。
美容師は施術を始める前お客様をカウンセリングし、その要望を正確に汲んだ上で業務を遂行します。
細かく内容を言ってくれるお客様なら、スムーズにカット作業を行えますが、大雑把に要望を言う方もいます。

お客様の要望をしっかり理解するためには、さらにポイントを押さえて質問する必要があるので、コミュニケーション能力が求められるでしょう。

また、カットをしている間もお客様と会話をすることが多いため、質問や相槌などで楽しい時間となるようにする必要もあります。
会話スキル、ヒアリングの能力も身に付けるようにしておきましょう。

協調性を持っている人

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複数のスタッフと共に仕事を連携して行う事が多くあります。

カット後のシャンプー、またはパーマやヘアカラーを行うときに1人で全て担うのではなく、連携して行うことがあります。

つまり、美容師として作業するときはチームワークが重要になるため、スタッフの方と間の調和が必要です。
上手く連携が取れるようにするためには、普段から基本的な挨拶から会話をすることができること、また愛想良く受け答えできることなどです。
自分勝手に行動する人はチームの和を乱すため、美容師として働くなら協調性も身に付けるようにしましょう。

面接のポイントとは?

美容師として採用をしてもらうためには面接を受ける必要があります。
美容師としてのスキルや知識を採用担当に知ってもらう事は雇用条件の決め手にもなるのでとても大事になってきます。
面接の際はどのように自分をアピールすることができるのかポイントを紹介しましょう。

面接の際は大きく明るい声を意識する

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採用面接の際は、声を大きくして明るい印象を持ってもらうようにしましょう。
美容室側は採用の際に「明るい人を採用したい」と考えています。

こちらも冒頭で紹介した初頭効果です。
第一声が暗い雰囲気の場合、「明るく人と接することが難しい」と判断されてしまいます。

面接の際に明るい印象を持ってもらうためには、声が大きく耳に通りやすい声質にすべきです。

普段から声が低く、小さい声量になりやすい方は、普通に面接を受けても明るい印象ではなく暗い印象に捉えられてしまうことがあります。
そのため、面接の際に声のボリュームを上げて、少し高い声を出すように意識しておくのがいいでしょう。

また、面接で受け答えする際に姿勢を正すことも心がけてください。
背が丸まり、顔を下に向けて話をしてしまうと自信がないように見えてしまい、暗いイメージを持たれてしまいます。
この点に注意して採用面接での応答をしましょう。

会話スキルがあることをアピールする

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美容師の採用面接では会話スキルがあることをアピールすることも重要です。
組織は円滑な業務遂行の上で適切な受け答えを行い、相手とスムーズな意思疎通や情報共有が行える人間を望んでいます。

次に美容師は接客業なので会話スキルがあることを理解してもらえれば、採用される確率がアップするでしょう。
会話スキルをアピールするためには、話を少し膨らませて応答することを意識すべきです。

例えば、美容師として役立つ経験を話すときに、自分が体験したことだけを話すのではなく、経験から得られた教訓や今後の明確な目標など相手が自分を採用した際のメリットを盛り込んで話すことは大切な点です。

面接前にどのような質問がありそうなのか予想を立てて、準備しておきましょう。

笑顔を意識する

美容師の採用面接では心からの笑顔を意識することも重要です。
笑顔で会話してくれる人は親近感や安心感を抱きやすくなります。

そのため、笑顔を見せることは重要ですが、自然な笑顔を意識するようにすべきです。
作られた笑顔は違和感があるため、マイナスの印象になる可能性があります。
(この自然な笑顔を心理学用語で「デュシェンヌ・スマイル」といいます)
参考:早稲田大学「好印象を与える笑顔とは?」

自然な笑顔は少し口を左右に広げる程度で良いので、無理な笑顔は作らないようにすべきです。

普段、あまり笑顔を見せることがない人は、鏡の前で自然な笑顔になっているのか確認して採用面接を受けるように準備しておきましょう。

身だしなみを確認しておく

*身だしなみの話なので、もう少し着ているものがテロテロ系の人ばかりじゃない
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美容師の採用面接に行く際は身だしなみを整えておくことも大事です。
美容師は自分も美容室の広告塔としてお客様に見られます。

そのため、髪がボサボサであること、髭が伸びっぱなしなど不潔な印象を与えてしまうなら、採用される可能性はかなり低いでしょう。
おしゃれだと認められるためには、第一に身だしなみが整っていることですので、砕け過ぎた服装や髪型にならないように注意する必要があるでしょう。

美容師の採用についてまとめ

美容師の採用に関して内容を紹介してきました。
美容師として採用されなければ、働くことができないため、面接の際に自分をアピールするポイントをしっかり理解しておきましょう。

明るい性格やコミュニケーション能力がある人、また清潔感を感じられる方は美容室側も好印象となるため採用される確率が高くなります。
コミュニケーションと言っても自分のスキルや経歴を話すばかりではなく、相手の求めている聞きたいポイントを抑えた上で質問に答えることが大事です。

ポイントを押さえて面接に臨むようにしてください。