チェーンの力 ヘアーサロンイワサキ

イワサキNEWS

ヘアーサロンイワサキの考え方として知ってもらいたい3つの法則。いかに美容師人生を潤沢に過ごせるか!人間性向上の倫理で人生が変わる

 

円の変化、線の変化

物事の変化には「円の変化」と「線の変化」がある。

「円の変化」とは例えば、朝の次には昼、昼の次には夜、夜の次にはまた朝が来る、または春夏秋冬と季節は変わるが一年後にはまた春が来るというように繰り返し変転する周期的な変化のこと。言うなれば「始まりも終わりもない」変化である。

一方「線の変化」を例えると、赤ちゃんが幼児になり、幼児がやがて青年になり、老人になるというような成長変化のことである。

これらの例は自然現象の変化だが、経済現象にも景気の良し悪しを周期的に繰り返す「円の変化」もあるし、企業の成長のような「線の変化」もある。また「振り子の法則」という現象もある。

 

歴史の法則

さらにもう一つの現象として挙げられるのが「歴史は繰り返される」いう法則である。繰り返すという意味では「円の変化」と似ているが「円の変化」と「歴史」では大きな違いがある。

「円の変化」は必ず同じ場所に戻ってくるが、「歴史」の法則は繰り返すといっても、決して同じ場所に戻ってくることはない。

 

三つの変化を予測

いずれにせよ、企業を取り巻く環境が混乱している昨今、状況を多角的に分析し「円の変化」「線の変化」プラス「両方がまじりあった変化」という三つの可能性を予測して、それぞれの状況に対応できるシナリオを常に用意しておく慎重さが必要になってくる。

不確実な未来を憂慮するより、確実な未来に備えるべきである。ライバル企業は今後どんな経営戦略を立てるかといった不確実で不透明なものに手を打つより、経済社会のなおいっそうのボーダレス化、グローバル化、ネット化、ソフト化、更には少子高齢化の進行・変化を予測して手を打つことである。

 

未来のお客様

我々は「未来のお客様」から宿題を与えられている。

宿題は「昨日のお客様」からでも「今日のお客様」からでもなく常に「明日のお客様」から出されている。

だから常に一歩前に踏み出していかなければならない。

「未来のお客様」から出される宿題に応えられないものは置き去りにされ忘れ去られていくだけである。

結果が出せないものの理由はそもそも3つしかない。

 

①正しいことをやっていない

②正しいことをやっているけれどもやり方が間違っている

③やり方は正しいが徹底的でない

イワサキが未来へ向けて取り組んでいるのは、美容室にとらわれない美容室である。

 

コップの中の嵐のような美容業界という小さな世界しか見ずに物事を考えると、世の中にできる貢献の限界が見えてくる。

美容室にとらわれない美容室の開発は、地図のない未知の世界で一番高い山を探すのと似ている。

 

社内に漂う空気

企業の優劣を決めるのは、企業の文化、風土、社風、つまり「社内に漂う空気」のことである。

働く全員が幸せを感じていない企業は、やがて衰えていき時には潰れてしまう。

働く人が幸せを感じている職場には、人が育つ仕組みができる。

個人の力を高めるのも集団の力を高めるのも職場である。

年齢も能力も異なる人たちと同じ職場で共に働くことで、人は自ら動き、自ら学ぶ力を強くしていく。

そして集団の力も強くなる。

 

ひとりでできることなどほとんどない

感染症という世界恐慌の今だからこそ企業の生き方が問われる。

かつて日本企業が戦後の困難を乗り越え高度経済成長を遂げていった背景には、人と人との繋がりの中で育まれる集団の力があった。会社は、家族的な温もりのある職場環境をつくり、働く人を長期的に雇用し、安定した生活を保障した。会社と社員は一体となって成長を遂げてきた。

現代の企業の価値や優劣は、業績が良い、売上が伸びている、利益が高いなど、経済でのみ測る傾向が強くなっている。

しかし、どんなに数字が良くても、働いている社員が幸せでないとしたら、その会社は果たして「社会的に価値が高い」「優れている」といえるだろうか。

企業を構成している最大の要素は人である。

その中で働いている人が幸せかどうかが、企業の優劣を決めるのだと思う。

結局のところ、企業の価値や優劣は「社内に漂う空気、雰囲気」で決まる。

それが「企業文化・風土・社風」という言葉になる。

人と人との間に関係性があるから人間という。

 

「人は一人でできることなどほとんどない。けれどもみんなで力を合わせればできないことなどほとんどない」ジョン・F・ケネディ元大統領

一人ひとりの力は小さくとも繋がれば大きな力になるとケネディ大統領はチェーンの法則にもつながることを演説している。

 

 

チェーンの力

集団には人を育てる機能がある。チェーンという集団の中で人は育ち、育った人が今度はこの集団をより強く豊かにしていく。

より強く豊かになった集団へ新たに入ってきた人がさらに育つ。

こうした「円の変化」「線の変化」「歴史の繰り返し」を経て、集団は力をつけ、同時に個は磨かれていく。

チェーンとは、スーパーやコンビニ、飲食店が多くの店数を持つことを言うのではなく、地域貢献、すなわち、人のために役立つ企業としてどう行動ができるかである。美容室としては当社がチェーンとして日本唯一と自信をもって存在し、お客様のみならず、社員も含めた人の幸せを考える企業としてヘアーサロンイワサキは成立している。