夏は他の季節に比べ髪の毛が傷んだ気がしませんか?
毛髪が傷む原因は紫外線、ドライヤー、乾燥、ブラッシングなど様々です。しかし、特に夏に毛髪が傷む理由はズバリ!日焼け(紫外線)なのです。なぜ紫外線で髪が痛むのか?まずは毛髪の構造から解説します!そして紫外線で傷んだ髪にオススメのシャンプーもご紹介します。
毛髪の構造
はじめに、毛髪の構造からご説明します。
毛髪は簡単に言うと鉄火巻きのような構造をしています。中心はマグロ、その周囲にご飯があって、一番外はのりが巻かれています。
鉄火巻きのマグロに当たるメデュラは、柔らかい部分です。メデュラ(マグロ)は、何の役割をしているのか、はっきりと明らかにされていませんが、動物の毛は人間に比べてメデュラが太いことから「保湿の役割を果たす部分の名残では?」と言われています。また、髪の艶の元になっています。※キューティクルだけが艶の元ではないようです!
キューティクルとは
のりに当たるキューティクル。ここは、うろこ状のキューティクル(のり)が4~8枚重なって1つの層になっています。
キューティクルは無色透明で、キューティクル(のり)は、コルテックス(ご飯)やメデュラ(マグロ)を外部刺激から守る鎧の様な役割をしています。うろこ状に重なる方向に逆らうブラッシングや、逆毛立てを激しくしたりすると、ここが剥がれてしまいます。
そして、キューティクル(のり)はコルテックス(ご飯)と逆で、水をはじく性質を持っています。
コルテックスとは
飯にあたるコルテックス。毛髪のうち80~95%をこのコルテックスが占めています。
ここは繊維でできていて、それが縦につながった構造になっています。だから、髪は縦に裂けやすいのです。このコルテックス(ご飯)は、水となじみやすい「親水性」の性質をもっています。
つまり、水分を保持することがコルテックスの役割をします。さて、その強度はというと意外にも強く1本の毛(日本人の平均太さで約0.07~0.08㎜)で最高1円玉150枚を引っ張ることができます。
毛髪は紫外線に弱い!
毛髪はタンパク質です。タンパク質というのは、紫外線を受けることによりその結合が分解してしまうのです。
簡単に言い換えれば紫外線によって鉄火巻きののり(キューティクル)が剥がれ、中のご飯粒(コルテックス)同士の吸着力が弱まり内部が乾燥します。
その結果、枝毛、切れ毛、裂け毛などのダメージヘアの原因となるのです。
傷んだ髪にはアミノ酸系シャンプーがオススメ
夏や紫外線が多いので、特にダメージを受ける季節です。紫外線で傷んだ髪にはダメージケアに特に効果的なアミノ酸系のシャンプーをオススメします。
大きく分けると、アミノ酸系のシャンプーには【グルタミン酸含有】と【アラニン(アミノ酸の1種)含有】の製品に分かれます。
グルタミン酸系は毛髪の補修に関しては優れていますが、洗浄力は強くなく、泡立ちもあまりよくありません。一方アラニン系のシャンプーは前者に比べ補修力は劣りますが、洗浄力や泡立ちが良いです。なので、パサつきや傷みが特に気になる方はグルタミン酸系。
そこまで傷みが気にならない方には夏場の汗、汚れをしっかり落とせるアラニン系のシャンプーをオススメします。もし、購入時に迷うことがあるならば、シャンプーの裏書きにある成分表にアミノ酸系とある物を選ぶと良いでしょう。
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