2024.09.23 NEW

美容師の転職事情とは?

美容師は転職する人が比較的多い仕事です。転職の理由は「キャリアアップしたい」「給料の良いところに行きたい」「自分をもっと評価してくれるところで働きたい」など、さまざまです。今回は、美容師の資格を持っている人を対象に、美容師の転職事情と転職を成功させるポイントについてご紹介します。

美容師に転職する人が多い理由

なぜ美容師には転職する人が多いのでしょうか。職場環境の現状などから、その理由を見てみましょう。

【キャリアアップを目指して】

最も多いのは「美容師として腕を磨き、名を上げたい」など、キャリアアップを目指すステップとしての転職です。

少しでも給料の良い店舗で働きたい

どの業界にもいえることですが、給料が上がるということは自分の力量が認められたということでもあります。
ある程度経験を積んだなら、その実績をアピールして「少しでも給料の良い店へ」と考えるのは自然な流れといって良いでしょう。

独立を目指して
「独立して自分の店を持つこと」を目標にする美容師もいます。独立の準備が整ったら、店を辞めるのは自然の流れです。

【人間関係の悩みから】

働き始めると、1日の大半を職場で過ごすことになります。美容師はアシスタントとスタイリストのコミュニケーションが大事です。
スタッフ同士の人間関係がうまくいかないと、精神的に大きな負担がかかるので、この悩みから解放されるために職場を離れるというケースもあります。

【勤務する店舗の労働環境や条件が良くない】

小規模経営の店舗に勤めている人の中には「残業しても残業代が出ない」「有給休暇がない」「社会保険に加入できない」というケースが時折見受けられます。そうした状況の小規模経営の店舗に新卒で入り、有給休暇や残業代の存在自体を知らないという人も少なくありません。拘束時間が長いのに収入が増えなかったり、社会保険などの保障を得られなかったりすると、生活も不安になってしまいます。

【労働時間が長い】

労働基準法では、1日の労働時間は8時間、1週間で40時間以内と定められています。(別途月間で残業原則月45時間、年間360時間)
美容師の場合、アシスタント時代は開店前の掃除や閉店後に施術の練習をすることもあります。
掃除の時間や技術習得のための練習時間は労働時間にプラスされないため、8時間以上の拘束を強いられることも珍しくありません。

【仕事を続ける自信がない】

立ち仕事のため、美容師は肉体労働と言われています。
厚生労働省の「平成27年 賃金構造基本統計調査」によると、実際に美容師として働く人の平均年齢は30.2歳、平均勤続年数は6.7年という実情があります。60歳定年、希望者は65歳まで働けるという日本社会の現状から考えると、美容師の平均年齢は約半分なので若い人が多いといえるでしょう。
平均勤続年数も7年弱ですから、若いうちに転職する人が多いことがわかります。
※引用:「平成27年 賃金構造基本統計調査」以上のように、美容師の転職情報としてご紹介しましたが、これは美容師だけの問題だけではなく、どの職種でも当てはまることではないでしょうか。“少しでも給与が高いほうがいい、見なし残業が多い”“不満があるから転職”“もっと自分ならできると思って独立”・・・
美容師だけではなく、多くの方が転職については一度は考えることだと思います。
しかし、何かしらのストレスを抱えながら過ごす中でも、美容師という職業は、誰でもできない仕事であり年齢に関係なく活躍できる人になれるのという魅力があります。(例えば山野愛子さんやメイ牛山さんなど)
美容師、美容室を離れる前に、ちゃんと考えられる自分がいるか自問自答してください。

・美容師になりたかったのに諦めても後悔しない?
・美容師以外にやりたいことができた?
・自由な時間を求めて楽なほうへ逃げてない?
・今はいいけど将来のこと考えている?
・辞めたら求めている給料がもらえる?
・ほかの職についたら出世ができる?
・自分ならできるという自信は何を学んでどんな経験をしたから?

髪を切るという細かい作業はおそらく機械化が困難ですので、美容師は将来的に職を失わない職種なのかもしれません。
長い人生の中で迷いがあるかもしれませんが、いざというときには“美容師免許”を自身の強みといえる職業なのではないでしょうか。

ヘアーサロンイワサキは美容師のための美容室

美容師の多くが転職を考える理由になる、給与所得、社会保険、退職年齢の制限、労働環境などを社員が満足のいくように整えています。

美容室だからという考えではなく、一般的な企業として、個々の生活や成長を考えた環境を整えております。

10代から70代までの幅広い美容師が在職し、ワークライフバランスを保ちながら働ける環境が当社にはあります。