美容師が職務経歴書を書くポイント
職務経歴書のルールや書き方について解説します。
職務経歴書を書くときのルールを知る
職務経歴書には履歴書のようなフォーマットはありません。一般的には、以下に挙げる内容をA4サイズ1~2枚の用紙に収まる程度にまとめるのが基本とされています。
【職務経歴書に含める内容】
- 過去の勤務歴
- 経験のある業務内容
- 資格
- 自己PR
フォーマットはないと書きましたが、検索エンジンで「職務経歴書 テンプレート」と調べれば汎用的なテンプレートが複数ヒットします。見本を参考に自分にとって書きやすい形式のファイルを作成してみてはいかがでしょうか。
履歴書は手書きで書く方が多くを占めますが、職務経歴書はパソコンで作成する方も一定数いらっしゃいます。
とはいえ、手書きのほうが面接時に意欲が伝わりやすい、字のきれいさをアピールできるなどのメリットがあるとの意見も。
なお、書き間違いをした場合は、修正液や修正テープは使わずに一から書き直しましょう。この点は履歴書と同様ですので、覚えておいてください。
パソコンでひな形を作成しておき、見ながら間違えないように書きうつすのも1つの手です。
職務経歴書は履歴書とどう違う?
職務経歴書に含める過去の勤務歴や資格、自己PRなどの項目は、履歴書にもあります。いったいどのように各書類を書き分ければよいのでしょうか?
簡単に説明すると、履歴書ではあなたの経歴の概要を、職務経歴書では特にこれまでの仕事に関する経歴をより具体的に書くイメージです。
履歴書に書く勤務歴は、「何年から何年まで○○美容院にて勤務」といったシンプルなものになるかと思います。
職務経歴書では、ここからさらに掘り下げ「勤務中になにを学び、そこで得たスキルをどのように活かし、どんな実績を残したか」まで書くのです。
あなたが過去にどのように活躍してきたか、そしていまどんなスキルを持っているかが採用担当者に具体的に伝わるよう、端的にまとめることを心がけてくださいね。
経歴を具体的に伝える職務経歴書の書き方のポイント
美容師として転職を目指すなら、以下のポイントを心がけながら職務経歴書を仕上げましょう。
務めていた店舗の規模やあなたの仕事内容を具体的に
以前どのような店舗で勤務していたのかは、採用担当者が知りたい項目です。従業員数に店舗数、1日の平均利用者数といった情報をまずは端的にまとめましょう。
その上であなたの業務内容を分かりやすく記入します。
「スタイリストとして現場業務に従事」「アシスタントとしてスタイリストのサポート業務全般を担当」など、あなたの立場と業務内容が分かるように記入してください。
書ける実績や評価があれば謙遜せずに書く
業務上で残した実績や評価があれば、遠慮なく書くべきです。
「○○のスキルが評価され指名数トップになった」「リーダーとしてスタイリストの管理を任された」など、具体的な数値や役職など、根拠になる情報とともに記載しましょう。
職務経歴書で伝えたいのは、あなたの実力です。内容を読むだけで働きぶりが想像できるよう、シンプルでありながらも具体性を持たせて書くことを心がけてくださいね。
経験やスキルを転職後にどう活かすかをまとめる
自己PRの項目では、これまでの経験やスキルを活かし、次の職場にどう貢献できるか、どんなふうにステップアップしたいかをまとめます。
転職活動の場において、採用担当者は即戦力を求めていることも珍しくありません。採用担当者から「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、すぐにでも活躍できることを前面にアピールしましょう。
職務経歴書を通じてあなたの経歴を最大限アピール
志を持って働いてきた人なら、多かれ少なかれ実績や評価を得た経験があるはずです。これまでの経歴を記す職務経歴書は、あなたという人が次の職場でも活躍できることをアピールするための書類となります。
採用担当者に分かりやすく、抜け漏れなくあなたの経歴を伝えられるよう、まずはこれまでの自分のキャリアを思い出すことから始めてみてはいかがでしょうか。