美容師として都市部で経験を積んだものの、「地元に戻って働きたい」とUターン転職を検討する中で、不安や疑問を抱える方もいるのではないでしょうか。
「給与が下がるのでは?」「生活環境はどう変わるのか?」といった悩みは、多くの人が直面するポイントです。
本記事では、都市部と地方における美容師としての働き方や生活の違いを比較し、Uターン転職を考える際のヒントをお届けします。
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都市と地方の美容師ライフを比較!給与・勤務環境の違い
都市部と地方では、美容師の勤務形態や待遇、日々の過ごし方まで、さまざまな点で違いがあります。給与や働き方、客層の違いを把握することで、自分に合った職場選びのヒントが得られるかもしれません。
給与の比較
厚生労働省「令和6年 賃金構造基本統計調査」によると、理容師・美容師の全国平均年収は、月額給与(きまって支給する現金給与額)約30万円に年間賞与等(約10万円)を加えた約371万円となっています。
同調査の特掲職種データによれば、美容師の平均年収は、東京都で約412万円、大阪府で約387万円、愛知県で約361万円と、主要都市はいずれも全国水準に近いか上回っています。
一方で、宮城県(約253万円)、熊本県(約333万円)、鹿児島県(約319万円)など地方圏では250万円〜330万円台が中心で、地域間の開きが残る状況です。
※1 出典:厚生労働省|令和6年 賃金構造基本統計調査 第1表(小分類)「理容・美容師」
※2 出典:厚生労働省|令和6年 賃金構造基本統計調査 都道府県、職種(特掲)、性別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)
働き方の違い
都市部のサロンでは歩合給や指名料制度を導入している店舗が比較的多く、売上によっては高収入が見込めるでしょう。ただし、営業時間後の技術練習やSNSでの集客活動といった業務外のタスクが発生するケースもあり、結果として拘束時間が長くなる傾向も見られます。
一方で地方のサロンでは、時給制や固定月給制の雇用形態が目立ち、パートタイムや短時間勤務の求人が比較的多い傾向です。こうした傾向から、安定性や柔軟なシフトを重視する方にとっては働きやすい環境が整っているケースも少なくありません。
都市部と地方の客層の違い
都市部の美容室は、ターゲット層が明確な傾向があります。トレンドに敏感な20〜30代の女性や、仕事帰りのビジネスマンなど、立地に応じたマーケティングが展開されているのが特徴です。その分、競合も多く、リピート獲得や差別化が重視されています。
一方、地方では年齢層を問わず幅広い顧客に対応する傾向です。地域の生活の一部として通っていただくスタイルが主流で、ファミリー層や年配のお客様の比率も高めです。会話を楽しみながらゆったりと施術を受けたいという方も多く、接客スタイルも都市部とは異なります。
もちろん、全ての美容室に当てはまるわけではありません。希望する働き方や接客スタイルの美容室を見つけることが、Uターン就職には欠かせません。
Uターン転職で美容師求人を探すには?

地元に戻って働く際、どんな求人があるのか、どのような条件で働けるのかが気になるところです。ここでは、地方求人の探し方をご紹介します。
地方で美容師の求人を探す際には、ハローワークを活用する人も多く、地域に根ざした個人店や地元企業の求人が掲載されていることがあります。店舗オーナーと直接やり取りできるケースもあるため、働く環境について事前に理解しやすいメリットがあります。
また、「U・Iターン就職支援窓口」や「移住相談センター」といった自治体の支援窓口も、移住や転職を考える際の一つの情報源となります。若年層向けには、厚生労働省が推進する「LO活プロジェクト」なども活用されています。
さらに、大手求人検索サイトや美容師専門の転職サービスを利用することで、勤務地や働き方に応じた求人を見つけやすくなります。私たちイワサキでは、店舗の雰囲気や働き方の特徴を事前に知っていただけるよう、専用の求人ページを通じて情報を発信中です。
Uターン転職で変わる生活コストとは?
都市部と比べ、地方では日々の生活にかかる費用が大きく変わってきます。Uターン転職を考える際には、給与だけでなく「出ていくお金」についてもしっかり確認しておきましょう。
家賃の違い

地方では都市部より家賃が安く、同じ家賃でも広い間取りの物件を選びやすくなります。東京都23区での単身者向け平均家賃が8〜10万円前後に対し、地方では土地や建物のコストが比較的低いため、2LDKや3DKのようなファミリー向け物件や、庭付き・ペット可の物件も予算内で借りやすくなります。居住スペースにゆとりを持ちたい人には、こうした点がメリットといえるでしょう。
交通費・通勤時間の違い
地域によって通勤手段や交通費の負担には違いがあります。都市部では公共交通機関が主流で、定期代は月1〜2万円が目安。混雑や乗り換えはあるものの、本数が多く時間を読みやすいのが利点です。
地方ではマイカー通勤が中心で、片道20〜30分が一般的。ガソリン代や車の維持費、駐車場代はかかりますが、人混みを避けたドア・ツー・ドアの移動が可能です。
生活費の違い
地方では、食料品や日用品が比較的手頃な価格で販売されているケースがあり、外食費も都市部に比べて抑えられる傾向があります。例えば、総務省の「消費者物価地域差指数」では、全国平均を100とした場合、東京都は104.0、鹿児島県は96.4となっているため、日常的な支出に差があることが分かります。
生活費を見直しながら、余裕を持った暮らしを実現しやすい点も、Uターン転職のメリットです。
※3 参照:総務省|消費者物価地域差指数-小売物価統計調査(構造編)2024年(令和6年)結果-
美容師が使えるUターン転職支援制度まとめ
自治体によっては、移住を検討している方に向けてさまざまな支援制度を用意しています。
例えば、以下のような制度があるため、Uターン就職を考えている方は、地元の自治体HPを調べてみると、経済的な負担が減らせるかもしれません。

これらの補助金には、以下のような条件があります。
- 都市部から地方へ転入し、就職・定住の意思があること
- 都市部に進学した学生や県外の学生が卒業後に地元で就職すること
- 指定企業へ就職すること(※美容室の登録があるかを事前に確認推奨)
- 県外の求職者が地方で面接して就職すること
制度ごとの条件や申請方法は年度により異なるため、各自治体の公式サイトで確認しておきましょう。
地元で美容師として働く、その第一歩へ
Uターン転職を考える美容師にとって、都市と地方の違いは「給与」だけではありません。勤務スタイル、生活コスト、接客の雰囲気まで、多くの点で環境が変わります。
地方では、家計の見直しや働き方の自由度、そして自治体支援などを通じて、新たなライフスタイルが実現しやすい環境が整っています。「どんな暮らしを送りたいか」「どんな働き方がしたいか」を見つめ直すことが、転職の第一歩になるかもしれません。
もし、今の働き方に違和感や不安を感じているなら、一度“地元で働く”という選択肢を真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
ヘアーサロンイワサキでの働き方とは?

ヘアーサロンイワサキは地方でも幅広く展開している美容室です。全国で1,200店舗以上を展開、地方都市にも続々と新店をオープン中です。
「週1日〜」「1日3時間〜」「ミドルシニア歓迎」など、多様な働き方を尊重し、それぞれの生活スタイルに合わせた採用を行っているのがポイント。時給は地域にもよりますが、1,100〜1,600円が目安で、土日祝は+100円となります。
給与は1分単位で支給しており、有給休暇や社会保険も整備。ノルマや残業がない働き方、人間関係の良さ、現場復帰に配慮した研修制度などが特徴です。現場復帰に不安がある方や、ブランクがある方にとっても、働きやすいサロンです。
当社では自分にあったスタイルで働ける職場環境を整えています。ぜひ当社の採用情報をご覧ください。

